長男 ピアノとの出会い
長男が小学校5年の時の誕生日に祖父からプレゼントをもらった。
電子ピアノだった。
鍵盤を押せば音が出るので長男はも〜夢中^ ^
それまではテレビゲームをやっていたんだけど、ドラゴンクエストのような文字を読まなければ先に進めないゲームは長男には無理みたいで、単純なパズルゲームばかりやっていた。
次男がテレビゲームに夢中になっているときも、一日中電子ピアノを弾いていた。
もちろん全然曲にはなっていない、ただの雑音。
そこで僕が長男にYoutubeでピアノソロ(LangLangの戦争ソナタ)を見せてあげたら夢中になって見ていた。
何度も何度も。
プロコフィエフやバルトーク、ラフマニノフなどいろいろ見せてあげた。
長男は病的なくらいにYoutubeのピアノ動画に夢中になった。
しかし弾けない。ピアノの基本的なことも何も知らないからだ。
ピアノ教室へ行くかどうか長男に聞いてみたら、行きたいといった。(金銭的に非常に厳しいが致し方ない)
次の日、早速、地元のピアノ教室の先生に会いに行った。息子の現在の状況を細かく話した。
先生は快く引き受けてくれた。どんなレッスンをしたのかはわからないが、長男がアパートに帰ると電子ピアノで教えてもらったことを延々と弾き続けていた。僕は止めなかった。
僕はクラッシックやピアノに詳しくないので長男の好きにやらせていた。
もちろんピアノばかりやっていたので学校の成績は最下位。
中学校では5教科で計30点以下。各教科1ケタ台だ。
でも、それでもいいと思った。ピアノやブラジリアン柔術に特化して頑張ればいいと思った。