終わらないイジメ

長男のピアノは非常に順調だった。ピアノの先生が根気よく丁寧に教えてくれたおかげで1年でかなり弾けるようになっていた。

 

小学校も僅かなトラブルはあったものの以前に比べれば、かなり過ごしやすくなっていた。

 

小学校卒業まで残すところ半年。

中学校に入っても平穏に過ごせることを祈っていた。

僕が中学生だった頃はまさに修羅の国だった。

イジメ・暴力は日常茶飯事。

 

僕は中学校の頃、岡山に転校してかなりのイジメにあっていた。よそ者が来たぞ!話す言葉(方言)が違う。なんだこいつ!ってな感じで。イジメは酷かった。背中に画鋲を刺されたり、テニスラケットで思いっきり殴られたり、ホント酷い目に遭った。中学校の先生にもよくイジメられた。明らかに生徒の笑いを誘うために僕が利用されていた。(特に方言は先生にもいじくられた)英語の先生には両頬を両拳を当てられてグリグリ思いっきりやられた。おかげで、上の歯がグラグラになった。痛くてご飯も食べられなかった。

まぁとにかく酷い中学校生活を送っていたわけだ。

 

イジメの辛さや心の痛みは知っている。だから長男にはイジメで同じ思いをしてほしくなかった。

 

そして長男が中学に入った。

 

途端にイジメが始まった。

 

小学校でイジメていたやつが隣町の小学校から来たやつにイジメのターゲットを差し出したのだ。