終わらないイジメ

長男のピアノは非常に順調だった。ピアノの先生が根気よく丁寧に教えてくれたおかげで1年でかなり弾けるようになっていた。

 

小学校も僅かなトラブルはあったものの以前に比べれば、かなり過ごしやすくなっていた。

 

小学校卒業まで残すところ半年。

中学校に入っても平穏に過ごせることを祈っていた。

僕が中学生だった頃はまさに修羅の国だった。

イジメ・暴力は日常茶飯事。

 

僕は中学校の頃、岡山に転校してかなりのイジメにあっていた。よそ者が来たぞ!話す言葉(方言)が違う。なんだこいつ!ってな感じで。イジメは酷かった。背中に画鋲を刺されたり、テニスラケットで思いっきり殴られたり、ホント酷い目に遭った。中学校の先生にもよくイジメられた。明らかに生徒の笑いを誘うために僕が利用されていた。(特に方言は先生にもいじくられた)英語の先生には両頬を両拳を当てられてグリグリ思いっきりやられた。おかげで、上の歯がグラグラになった。痛くてご飯も食べられなかった。

まぁとにかく酷い中学校生活を送っていたわけだ。

 

イジメの辛さや心の痛みは知っている。だから長男にはイジメで同じ思いをしてほしくなかった。

 

そして長男が中学に入った。

 

途端にイジメが始まった。

 

小学校でイジメていたやつが隣町の小学校から来たやつにイジメのターゲットを差し出したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長男 ピアノとの出会い

長男が小学校5年の時の誕生日に祖父からプレゼントをもらった。

 

電子ピアノだった。

 

鍵盤を押せば音が出るので長男はも〜夢中^ ^

 

それまではテレビゲームをやっていたんだけど、ドラゴンクエストのような文字を読まなければ先に進めないゲームは長男には無理みたいで、単純なパズルゲームばかりやっていた。

 

次男がテレビゲームに夢中になっているときも、一日中電子ピアノを弾いていた。

 

もちろん全然曲にはなっていない、ただの雑音。

 

そこで僕が長男にYoutubeでピアノソロ(LangLangの戦争ソナタ)を見せてあげたら夢中になって見ていた。

 

何度も何度も。

 

プロコフィエフバルトークラフマニノフなどいろいろ見せてあげた。

 

長男は病的なくらいにYoutubeのピアノ動画に夢中になった。

 

しかし弾けない。ピアノの基本的なことも何も知らないからだ。

 

ピアノ教室へ行くかどうか長男に聞いてみたら、行きたいといった。(金銭的に非常に厳しいが致し方ない)

 

次の日、早速、地元のピアノ教室の先生に会いに行った。息子の現在の状況を細かく話した。

 

先生は快く引き受けてくれた。どんなレッスンをしたのかはわからないが、長男がアパートに帰ると電子ピアノで教えてもらったことを延々と弾き続けていた。僕は止めなかった。

 

僕はクラッシックやピアノに詳しくないので長男の好きにやらせていた。

 

もちろんピアノばかりやっていたので学校の成績は最下位。

 

中学校では5教科で計30点以下。各教科1ケタ台だ。

 

でも、それでもいいと思った。ピアノやブラジリアン柔術に特化して頑張ればいいと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長男の自閉症 発覚

長男は幼い頃から蛇口から出る水を延々と眺めていたり、単純な動きをする洗車機の玩具(手作り)を触り始めると延々と触っていた。小学校2年になってもあまり言葉が話せなかったり、字も読めなかった。

教えても全然覚えられなかった。

 

色々調べてみると自閉症の疑いがあるとネットに書いてあったので、まさかとは思ったけど、とりあえず総合病院の精神科へ行ってみた。

先生から色々質問を受けたり、クレヨンで絵を描いたりしてテストしていた。結果がどうなるのか不安の中、緊張しながら様子を見ていた。

 

しばらくして先生に呼ばれて結果を聞いた。

 

自閉症だった。

 

夜中ずっと泣いた。

 

今まで何も知らずに叱ったりして申し訳なかったって。

 

自閉症は治るのか?

 

克服できるのか?

 

仕事中もずっと考えてた。

 

僕が死んだらどーなるの?

 

彼は一人で生きていけるの?

 

希望と絶望。

 

そしてまた希望と絶望が繰り返す。

 

文字が読めるように紙にヒントを書いた宝探しゲームをやったり、楽しく字や言葉を覚えれるように色々やった。

 

なかなかうまくいかない・・・

 

学校ではイジメにあっていた。

 

言葉があまり話せない長男はイジメのことを先生に上手く伝えられず苦しんでいた。

 

僕も真相を掴むためにいろいろ情報を集め先生に相談した。しかし言葉巧みなイジメっ子は長男が言葉を話せないことをいいことに、上手いこと言って責任を逃れていた。

 

このままの長男では大人になっても騙され損をする人生を送る。

 

彼自身を変えなければならないと思った。

 

長男強化計画がスタートした。

 

第一段階

 

 

まず試しに僕のやってる格闘技をやらせてみた。合わなければすぐやめればいいと思った。

 

空手や剣道だと地元の子がいるので、避けた。

 

ちょっと特殊で過激なブラジリアン柔術だけど、

これだったら僕もアドバイスもできる。

 

これが、いきなり大正解。

 

道場には長男自ら積極的に通った。

 

なぜかというと、道場には気の合う仲間がいるからだった。

 

学校のイジメが辛くても道場に行けば仲間がいる。

 

道場にいる長男は笑顔だった。

 

そしてブラジリアン柔術の試合にも出た。

 

はじめての試合は初戦敗退だったので、すごく泣いていた。

でも彼を慰めてくれる道場の仲間がたくさんにいた。

すごく感動した。

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そして小6の時、初めてブラジリアン柔術トーナメントで優勝した!

道場のみんなで記念撮影した^ ^

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長男はこんなに嬉しいのは初めてと言っていた。

 

そういう環境を作ってあげれたのは本当に良かった。

彼は少し変わった。

 

高校の音楽科ピアノ専攻になった現在も指にリスクがあるにも関わらず、長男はブラジリアン柔術を続けている。

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そして小学校の友達と遊ぶようになった。

 

 

次回はピアノとの出会い。

 

 

 

 

お小遣いはありません。給与のみです。

うちはお小遣いというものがない。

 

僕だけじゃなく息子たちもだ。

 

息子たちには家庭内でアルバイトをしてもらっている。

 

食器洗い30~100円

洗濯(洗って干して畳んで収納まで) 100~200円

掃除機(全部屋)50円

風呂掃除50円

 

カレンダーに毎日金額を書いていく。月末に給料を払う。

 

長男は月に1万円近く稼ぐ

 

ぐーたら次男は3000円前後。

 

単純に小遣いあげてもこれくらいだからね。

 

ただではあげないw 働いてもらうw

 

 

快適じゃない赤字生活

しかし金がかかる。

息子達大きくなって手間がかからなくなったと思ったら、今度は金がかかる^^;

貯金できないどころか赤字。

ボーナスを切り崩して生活してる。

塾や道場、通信費などは贅沢かもしれない。

しかし、必要なんよ・・・

大学どーしよう…(T△T)奨学金で行って35歳になるまで自分たちで返してもらうしかない。もちろん毎月の返済の半分は僕が助けるつもり。

 

100円でもいいので多く貯金したいが今は無理。

 

赤字生活なんで(-。-;  まさに自転車操業

次男が塾に行きたいって言ったときは眩暈した。

しかし、今は我慢。なんとかやりくりして頑張るしかない。

僕の将来のことは知らん!野となれ山となれ!今が踏ん張り時!

酔って書いたのでむちゃくちゃです。

さて、、そろそろ寝ます。

また明日

 

 

 

 

 

踊る次男

仕事帰りに自宅であるアパートの裏側の道を車で走っていると、いつも通り僕たち家族の住んでいる部屋に明かりがついていることが確認できた。無事学校から帰ってきてるなと安心してたら、部屋で踊りまくっている次男を発見。

 

車を止めてしばらく外から観察。

 

踊っては部屋の中を行ったり来たり。いったい何をしてるんだと思い、後から聞いてみたら、TikTokを撮影していたらしい。

ちょっと踊ってみせてよと頼んだら拒否された。

 

スマホで少し見せてもらったら意外にダンスが上手かった。それよりもフォロワーが5000人以上にびっくり!羨ましぃ~

「お前こんなに人気あったんか・・・・そんなことより今年受験だぞ。公立高校以外はだめだからな」と言って会話終了~